展示会の装飾・施工会社選びのポイント|展示会の業者タイプと業者選びで知っておくべきこと
展示会への出展が決まったら、展示会ブースの装飾についての検討が始まりますね。
出展出展が初めての場合、展示会ブースの装飾業者はどんなところがあるのか、どのように選べばよいか全く見当がつかないでしょう。
また、継続して展示会出展をしている企業様は、何度目かの出展タイミングでブース装飾業者の見直しを行うことが多いと思います。
展示会ブースのデザイン・設計は会期中の集客にとても大きく影響します、予算も最もかかる部分であるために、業者選びは慎重に行う必要があります。
展示会のブース装飾の場合“業者”と一言で言っても、実は展示会業者には様々なタイプがあります。
本記事では展示会ブース装飾の業者のタイプと、業者選定の際に抑えておくべきポイントについて、ご紹介したいと思います。
目次
展示会ブース装飾の業者タイプ
展示会ブース業者タイプ1.中長期的に販促支援!企画・プランニング会社
セールスプロモーションやマーケティング支援を行っている企業で、展示会ブースのデザイン・施工だけではなく、企画段階から“パートナー”として協力し、集客手法や中長期的な目線での販促支援を行います。
プランニングに強みを持っているため、 デザインや施工は外注しているケースが多く、その分コストが高くなる傾向があります。
コンパニオンの手配やノベルティ制作等、また年間で何度も展示会に出展する場合などは、準備するものが多くなることもありますので、、 全てを委託できる点がメリットです。初めての展示会出展や、戦略的なマーケティングを行いたい場合は、企画・プランニングに強みをもつ会社は心強いパートナーになります。
展示会ブース業者タイプ2.ビジュアルで他社と一線を画する!デザイン事務所会社
展示会ブースのイメージやコンセプトが固まっていて、デザインにこだわりたい場合は、デザイン事務所に発注するとビジュアル面で他社と一線を画す展示会ブースが出来るでしょう。
デザイン事務所と一言で言っても、グラフィックデザインなのか、空間デザインなのか、デザイン事務所によって得意とする分野が様々なため、HPで実績を確認して 展示会ブースの装飾を受けられるかを確認する必要があります。展示会ブースを制作する際は、建築の知識が必要になりますので、建築という観点で実現可能なデザインを出してくれるかどうかが重要です。また展示会ブースは「仮設」であるため、設置しやすく壊しやすいか、も重要なポイントです。
デザイン事務所の場合、展示会ブースの施工は外注となります。展示会ブースの制作実績がないデザイン事務所だと、施工専門の業者さんのつてが無い、というケースもあるので、実績はしっかり確認したうえで問い合わせましょう。
展示会ブース業者タイプ3.コスト調整と高い品質!施工専門会社
展示会やイベントブースの装飾・施工を専門に行っている企業です。 工場や倉庫、部材を自社で持っているため、施工に関してはコストを抑えられるという点が大きな強みです。
経験豊富で事例も多く、時間のない中での設営も安心して任せることができるでしょう。考えたくはないのですが、不慣れな業者さんだと、時間内に終えることができず不完全な状態で展示会当日を迎える・・・なんてことも稀にあるのが展示会なのです・・・。
特に小規模小間数のブースにおいてメリットが感じられる傾向があります。展示会の施工専門会社は一つの展示会で複数社のブース施工を担当している可能性が高いので、人件費をおさえたコスト調整が可能になります。また、 展示会ブースのデザインをパッケージ化した商品を持っているところも多く、ある程度型の決まったデザインから選ぶことで、コストを抑えてスピーディーな進行が可能です。
HPを見る際に、【自社で部材や工場、倉庫などを保有】などと謳っているところがあれば、コスト面と施工の品質に期待が持てるので、デザインについてはどのあたりから対応してもらえるのか、一度問い合わせてみるといいと思います。
展示会ブース業者タイプ4.広告全般を支援する!広告代理店
上記のタイプの様々な業者をパートナーとして抱えており、デザインや施工は外注して広告全般について支援する広告代理店。対応範囲の広さが強みですが、その分もちろんコストも高くはなってきます。
広告に関する知識、実績は幅広く豊富ですが、基本的には 小規模小間数、小規模予算の案件は対応しないケースが多いです。
☞ちなみに
弊社フレッシュタウンはもともと施工専門会社からスタートし、現在では施工はもちろん、空間デザイナ−も社内におり、幅広く対応しております。長年培った展示会の集客ノウハウから、コンセプトをしっかり練った提案に注力しています!制作実績はこちら »
弊社の展示会ブースデザイナーによるコラム
展示会ブース装飾・施工の会社選びの際に押さえておくべきポイント
上記のように展示会ブース装飾の業者と一言で言っても、タイプは様々です。
業者選びの際は、インターネットを中心に情報収集をしていくかと思いますが、その際押さえておくべきポイントを紹介したいと思います。
展示会ブース会社選びのポイント1.何社かで比較をしよう
業者によって、予算レンジやデザインタイプは様々ですので、何社かから見積もりをもらって比較する、コンペ形式で会社選定をするといいと思います。
コンペに参加してもらうのは3~4社が一般的です。
業者によっては、コンペの際のデザインフィー(コンペ参加してもらうにあたり、業者へ支払う費用)が発生する場合もありますので、事前に確認しましょう。
展示会ブース会社選びのポイント2.会社ごとの予算感を知る
何をするにも、予算感が合わなければ発注はできませんから、 業者に問い合わせをする際にまず予算感を把握しましょう。
業者への問い合わせの仕方としては、以下のような情報を伝えるとスムーズです。
・出展する展示会名と小間数を伝える。
・コンセプトの有り無しを伝える
・どこから(企画、デザイン、施工等)業者に依頼したいのかを伝える。
・予算感がだいたいでも決まっている場合は伝える
最初の問合せ段階で業者が知りたいのは上記のポイントでしょう。
過去の事例をもとに、費用感がわかる資料を出してもらうといいと思います。
「思っていたよりも低コストで立派なブースができそう」
「もうすこし予算を上げればブースのクオリティがぐっとあがる」
「考えていた予算では、問合せした業者と予算感があわなかった」
等、業者が提示した情報で具体的に見積を出してもらうかを決めます。
展示会ブース会社選びのポイント3.対応力・スタンス
コンペや具体的な提案に入った際は、対応スピードの速さや要望に対するスタンスが合うかどうかを見ていきましょう。提案書で判断できないところですが、展示会ブースの設営まではある程度時間がかかり、その中で業者とのやりとりが多く発生するので、そもそものスタンスが合うかどうかはとても業者選定において重要な判断事項です。
展示会ブース会社選びのポイント4.企画力・デザイン
提案の際はパースと呼ばれるブースの完成予定図を業者が提示します。
大抵3方向から見た際のブースの絵が描かれており、仕上りをイメージすることができます。
パースとは別に、企画書も出してもらうと良いです。企画を強みにもっている業者であれば、必ず企画書を元に提案がはじまります。
どのような趣意でそのデザインになったのかという説明を聞くことで、ビジュアルだけでなく、集客やブース内の商談など、展示会会期中のイメージが湧くでしょう。
※パース
展示会ブース会社選びのポイント5.コスト
提案内容を吟味し、最終的にはコストが重要な要素となりブース装飾業者が決まると思います。
さほど大きく変わりのないデザインでも、 施工に強い業者は外注の際に生じるマージンを省けるため低コストでの提案が可能になったりと、会社タイプによって費用も様々です。
展示会の装飾業者との打合せについての参考記事
弊社でブース企画・装飾を担当させていただいたお客様のインタビュー
最後に
展示会ブースの装飾は大きな予算がかかるので、業者選びは非常に重要ですね。
上記のポイントを押さえたうえで、ベストなパートナーと協業していただけたらと思います。
弊社フレッシュタウンは施工会社として創業30年、最近ではプランニング、デザインも自社で対応しております。部材、倉庫を自社保有しているため、連続出展の際の部材のお預かりや、コストを抑えた提案が可能です。
ブース設営でお困りなことがあれば、お気軽にお問合せいただけたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!