展示会ブースはデザインが全てでは無い!展示会出展を成功に導くブース装飾5つのポイント
「展示会のブース装飾!?」
「展示会出展を控えているが、うちの会社はデザインに疎い・・・どうしよう・・・!!!」
と、展示会ブースを考えると「デザインに凝りたい!かっこいいブースに!」という発想になりがちですが、展示会担当者にとって重要なのは自分でデザイン案を出すことではありません。
ブースのデザイン・装飾は展示会・イベントを得意とする会社に任せて、
出展者はブースのデザイン案を見た時にそのブース装飾やデザインがターゲット顧客を呼び込めるのか?を判断できればいいのです。
装飾業者との打ち合わせについての記事
判断と聞くと難しく感じるかもしれませんがあなたが買い物に行ってお店に入るまでの流れと変わりません。
看板を見たり、入り口付近にディスプレイされている商品を見て興味があれば店に入っていきますよね。
店に入っても歩き回りながら自分の好みのものが目に入ると思わず手に取ってしまうと思います。
反対に、何を売っているのか分からなかったり、興味のないお店はそのまま通り過ぎますよね。
展示会・イベントでターゲット顧客にブースに訪問してもらい、商品・サービスを見てもらうのも買い物と同じですので、その流れを想像しながら次の5点を読んでみて下さい。
目次
見栄えがいいだけのブースデザインではないか?
『ブースデザイン』と聞くとかっこよくて見栄えがいいのが一番!と思ってしまうかもしれませんが、
展示会・イベントのブースデザインは見栄えがいいだけでは効果がでません。
大切なの出展の目的を果たすことのできるブースデザインであること。
つまり、ターゲット顧客にブースを訪問してもらうことです。
そのためには
- (1)存在に気付いてもらい
- (2)興味を持ってもらい
- (3)ブース入ろうと思ってもらう
必要があります。
この3点を満たす装飾・デザインになっているかを来場者の目線で見てください。
☞チェックポイント
実はブース来訪者が多すぎるのは困りものです。
なぜなら来訪者の対応に時間や手間を取られてせっかくブースに来てくれたターゲット顧客との商談を逃してしまう可能性が高くなるからです。
来場者は限られた時間で多くのブースを見て回らなければならないので
のんびり待っててくれるとは限りません。
来場者の目線に立っているか?
ターゲット顧客にブースの存在に気付いてもらうには
来場者の目線を意識して『しかけ』を設置する必要があります。
来場者は大量の情報の中から自分が求めている情報を探しながら歩いています。
ですので、少しでも視界に入ったら目に付くような『しかけ』が必要にります。
ではどうしたらいいでしょうか?
効果的なのは商品・サービスのパネルを来場者の目に付く位置に設置することです。
具体的には、下のイラストのように
- (1)通路から見える位置に
- (2)30m位離れていても見える文字の大きさで
- (3)目に付くようなデザインで
- (4)ターゲット顧客が気になるようなキャッチコピーが書かれた
パネルを設置します。
これにより、顧客ターゲットの注目を引きつけることができます。
デザインが出来上がったら
「ブースに気付いてもらう『しかけ』はどれですか?」と聞いてみるといいでしょう。
そこで、明確な回答が得られる会社にブースのデザインをお願いしましょう。
しかけの商品、サービスは見やすい場所にあるか?
しかけの存在に気付いて興味を持ったターゲット顧客は高い確率でブースの前まで来てくれます。
ブースの前まで来た時に重要なのが商品・サービスを気軽に触れたり見たりできるようになっていることです。
皆さんも経験あるかと思いますが、お店の中に入ったり、店員さんに声かけるのって外から眺めるよりハードル高いですよね?
でも、見たり触れたりできる場所に魅力的な商品・サービスが並んでいたら入らずにはいられなくなります。
展示会・イベントも同じで「もっと知りたい」と思ってもらうまでのハードルを下げることでブースの前まできたターゲット顧客にブース内まで入ってもらったり商品・サービスの具体的な話をするきっかけを得ることができます。
ブース来訪者の回遊導線は考えられているか?
回遊導線と聞くと難しく感じるかもしれませんが、簡単に言うと
- (1)ブース訪問者に回ってほしい流れで回ってもらえるか
- (2)ブース内をぐるぐる回ったり、商品・サービスを見て回りやすくなっているか
です。
「この商品は絶対に見てもらいたい!」
「これを体験して欲しい!!」
「サービスをこんな風に紹介したい」
と言った希望があると思います。
それらを満たすことのできる回遊導線が設計されているのか?をブース訪問者目線で想像しましょう。
例えば絶対に見てほしい商品は通路に近い場所に置いて目立つ装飾をしたり紹介動画を流すなどすると注目度がアップし、見てもらえる確率をあげることができます。
会社の個性をだしているか?
上記のポイントを押さえたうえで会社の個性が出た装飾がされているか見てみましょう。
個性を出す装飾と言っても大掛かりなことをする必要はなく、
- ・壁の色、材質
- ・床の色、材質
- ・体験スペース
- ・什器の色、材質
- ・ライティング
等ちょっと装飾にアクセントを加えるだけでも十分です。
見栄えよく会社の個性がでた装飾で展示会・イベントに何回か出展していると、
「○○色だったので御社のブースかなと思ってきてみました。」と言ってくれる顧客も増えくるので
会社のブランディングにもつながります。
また、初めての顧客でも会話の中でブース装飾の小話を入れると自社の事をより深く知ってもらえるチャンスになります。
私は床面を全面人工芝にしたり、壁面にレンガの壁紙を貼るなどして雰囲気を演出していました。
おかげでブースに来てくれた顧客から「すごいですね!」と声をかけてもらい話のきかっけを作りやすくなりました。
まとめ
展示会・イベントのブース装飾はデザインセンスがなくても大丈夫だと安心して頂けましたか?
重要なのは出展の目的・目標を達成することで、ブースの装飾やデザインはあくまで手段にすぎません。
しかし、実は見栄えのいいブースを作るより目的・目標を達成するブースを作る方が大変で、
目的・目標はもちろん商品・サービスについての十分なヒヤリングが不可欠です。
装飾・施工会社の担当者としっかりと打ち合わせをしてターゲット顧客に訪問しもらえるブースを作ってください!
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後までお読みいただきありがとうございました!!