【展示会プロモーション動画】トレンドと展示会動画を制作する際のポイントは?
BtoB商材を扱う企業にとって、重要なマーケティング施策のひとつである展示会。
最近では、展示会においてブースで流すために動画制作をする企業がとても増えています。
IT等の無形サービスを扱う展示会の場合、ディスプレイモニターの設置率は約70%となっており、そのうち約60%の企業が動画コンテンツを流すためにディスプレイモニターを利用しています。
弊社でブース装飾を担当させていただいく企業様も、8割くらいの企業様がディスプレイモニターを設置し、動画コンテンツをご利用いただいてます。
本記事では展示会で動画を流すメリット、展示会用の動画コンテンツの種類、制作する際のポイントについて紹介したいと思います。
目次
動画で展示会がこれだけ変わる!展示会で動画活用のメリット・効果
展示会で動画を流すメリットや効果はどのようなものでしょうか?動画の用途や目的によって異なりますが、大きく下記の2つと言えます。
集客効果3倍にも!動画活用で自社ブースに来場者を呼び込む
展示会ブースで動画を流すことの最大の効果としては、音と視覚で来場者の注意を引くアイキャッチ効果と言えます。
展示会で来場者がブース前を通り過ぎる速度はわずか5秒ほど。大きな展示会では来場者の数は数万人規模、出展企業数も数百社といるわけですから、来場者に自社のブースで足を止めてもらうためには工夫が必要となります。
動画コンテンツをうまく活用することで、来場者の注意を引くことができます。通路に面した壁に、ディスプレイ・モニターを設置し、そこでプロモーション動画を流すことで、集客に役立てます。
特に“音”による認知効果は大きなものです。集客用の動画であれば短い尺のものを繰り返し流すことで、何度も同じフレーズを聞いているうちに無意識的に音を覚えてしまい記憶に残りやすくなります。
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短時間で多くの情報を伝えることができる
動画の強みとしては、パネルやパンフレットなどのツールに比べて「短時間で多くの情報を伝えることができる」という点があります。
またITや機器系のサービスの場合、仕組みが煩雑でなかなか口で説明するのが困難な商材もあります。そういった場合にも説明用動画を制作することで、ポイントを押さえたサービスの説明ができるでしょう。
動画を使えば、営業担当者ごとに説明の質に差が生じる心配もないため、展示会の場面に関わらず、説明専用の動画をつくり、商談の際は動画を使う企業も増えています。
目を引く動画は、展示会において有意義なビジネスチャンスを創出します。
展示会用のディスプレイモニターは弊社フレッシュタウンでもレンタルの取扱がございます。
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目的に応じて使い分け!展示会動画コンテンツの種類
展示会用の動画コンテンツには目的・用途に応じて様々な種類があります。具体的にご説明いたします。
ティーザー動画
ティーザー動画とは、予告動画のことです。イベントなどでよく用いられ、これから発表される内容に対して関心を引くような内容を盛り込んでいるものです。主には集客を目的として作られます。ティーザー「teaser」は英語で「じらす」という意味です。
展示会においては、商品・サービスの詳細を伝えるのではなく「こういった課題を解決しますよ」といった形で結論を提示し「どのような商品・サービスなのだろうか?」と来場者に興味を持たせるために使います。自社ブースで流すことはもちろん、展示会前の告知をする際にティーザー動画を合わせて自社サイトやSNSで配信するといった使い方もあるでしょう。
商品紹介動画
IT等の無形サービスや、大型の機器などを扱っている場合、自社ブースで実物を見せることが難しいです。こういった場合は動画を活用することで詳しく商品を説明することができます。
商品紹介の動画は展示会の場だけでなく、商談や自社のHP等様々な場面で使えるので、実物を見せることが難しい商材を扱う企業様は制作しておくと活用シーンが多く費用対効果が高いでしょう。
事業・会社紹介動画
ベンチャー企業や中小企業にとっては、展示会出展による「ブランディング」や「認知拡大」という効果もあります。こういった目的の場合は事業や会社説明の動画を作成して活用するのが効果的です。
実際に働く社員を映したり、お客様の声を入れることで会社の歴史や今後の方針をPRでき、会社への信頼度の向上にもつながります。
商談をスムーズにするデモ動画
自社ブースに商談スペースを設けて商談を行う場合は、商談用のデモ動画を使うことでスムーズ商談を進めることができます。無形のサービスに関しては、説明するのが難しかったり、PCを使って実際に説明するにしてもデータの下準備に時間を要するため、デモ動画があると商談がしやすいでしょう。
その他にも、お客様インタビューをまとめた動画や、テレビ出演をした際の動画などがあれば、ブース内の一つのモニターで流しておくだけで来場者からの信頼度も一気に上がります。
ポイントを抑えて効果を最大化!展示会動画を制作する際のポイント
展示会で使う動画コンテンツを制作する際のポイントについて紹介したいと思います。
商品やサービスの強み、メリットを伝える
一番大事なことは当たり前のことですが、商品やサービスの強みやメリットが分かりやすく伝わるということです。そのためには“どういった目的で動画を使いたいのか”を改めて意識する必要があります。
音にこだわる
会場で来場者の認知を獲得するためには「音」はとても重要な要素です。テレビコマーシャルなどで聞いたフレーズが頭から離れなくなる、といった経験はみなさんあるかと思います。展示会会場でも同じです。動画で使用する音楽やナレーションの声にこだわり、自然に耳に入ってくる音を意識してください。また、キャッチ―なフレーズを使い、来場者に印象付けをすることも意識しましょう。
説明テキストをつける
展示会会場はとても賑やかなため、動画の音声がよく聞き取れないこともあります。動画にはテロップやテキストを入れて解説をつけましょう。テロップの文字は少し遠くからでもはっきり見えるように大きめにすると良いです。
どれくらいの尺でつくる?
動画の尺というのは、動画の長さのことです。展示会で流す動画の尺を考える際に「なんの目的で動画を流すのか」が重要になってきます。
立ち止まってもらうことを目的としたティーザー動画であれば、15秒や30秒の尺で十分でしょう。“客引き”“予告”が目的となるので、派手なエフェクトを使いキャッチ―なモーション動画等が効果的です。
製品紹介や会社紹介動画の場合は説明が目的となるため、ある程度の長さが必要です。展示会でのブースでの滞在時間は5分~15分ほどと言われています。その中に収まる尺で作りましょう。
商談用のデモ動画の場合は、長さに規制はありませんが、商談をスムーズにすることが目的なためチャプター分けをして放映の際に操作しやすい状態にしておくことをお勧めします。
展示会後にも活用するためのコンテンツに
制作した動画は展示会の前後で活用することで、集客や認知拡大に効果的です。
展示会前は展示会の告知メールを送る際に動画のご案内をしたり、SNS等で配信する等することで集客に役立ちます。展示会後も、展示会出展当日の様子と動画コンテンツを合わせて展示会出展の報告といった形で配信すれば既存顧客に対するアプローチにもなります。
展示会後のフォローに関連する記事
4.尺が短い動画の事例紹介
「ティーザー動画であれば15秒や30秒などの短いコンテンツで問題なし!」とご紹介しました。インスタグラムやFacebookなどで、短い動画を見る機会が最近とても増えたように感じます。
弊社で制作した15秒動画をいくつかご紹介させていただきます。
展示会用ではないのですが、たった15秒という短い時間でも多くの情報を入れて充分に魅力を伝えることができます!
5.最後に
展示会での動画コンテンツの活用方法のイメージは湧きましたでしょうか?
「展示会に出展するなら必ずしも動画は必須!」というわけでもちろんなく、目的があるうえで動画をうまく活用することが、展示会出展の効果を最大化させるカギと言えます。
弊社で展開している屋外大型ビジョン事業の方で、動画制作も承っています。こちらで動画の制作実績を紹介しているので、良かったら見て下さいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!