【初めて飲食店を開く方必見!】飲食店の店舗内装にかかる費用を4項目にまとめました
飲食店を始めるにあたって店舗の内装費用は初期投資の多くを占める重要なポイントです。
お客様に喜んでもらえるサービスや美味しい食事を提供するのはもちろんですが、お店の居心地や雰囲気はお客さんの入りに大きく影響するので、店舗の内装はなるべく費用を抑えつつもこだわりたいものです。
そのためには先ず飲食店の内装工事にはどんなものがあるかを知りましょう。
内装工事と言うと床にフローリングを貼ったり、壁にクロスを貼るイメージをするかと思いますが、飲食店の店舗内装工事は厨房の設備や空調の工事など様々な項目が必要になってきます。
なんだか大変そう・・・と思われるかもしれませんが、大丈夫です!
飲食店の内装工事にかかる費用を4項目に分けることで大枠を掴むことができます。
飲食店の内装工事にかかる費用を4項目は
・店舗内装の設計とデザイン費用
・建物の工事費用
・設備工事費用
・店舗什器にかかる費用
になります。
では、それぞれの項目を見ていきましょう。
店舗内装費用(1)設計とデザイン費用
店舗内装のデザインと図面を制作してもらうのにかかる費用で、全施工費用の10~15%が目安となります。
「店舗内装のデザインのみを行う設計事務所」または「店舗内装のデザインに加え施工も行う内装会社」に依頼します。
店舗内装のデザインのみを行う設計事務所の方がデザインが優れているかと言うと必ずしもそうではなく、デザイナーにより得意な業態や分野がありますので、内装の施工実績を見てみましょう。
ホームページには掲載していない実績などを持っている場合もありますので、問い合わせの際に聞いてみましょう。
店舗内装費用(2)建物の工事費用
床・壁・天井にクロスなどを貼っていく工事にかかる費用です。
一般的に「内装工事」と言うとこの部分をイメージされる方が多いと思います。
内装の多くの面積を占めるので店舗の雰囲気に大きく影響する部分です。
床
床にフローリングやタイルなどの床材を貼ります。費用は床の面積と素材のグレードにより変わりますので、店舗のイメージに加えて予算も考えて素材を選びましょう。
壁
壁に塗装したり、タイルや木板等を貼ります。こちらも床と同じく面積と素材のグレードにより変わりますので、店舗のイメージに加えて予算も考えて素材を選びましょう。
店舗の雰囲気によってはコンクリートむき出しのままにすることで、内装費用を抑えることができます。
天井
パネルが設置してある場合はクロスを貼ったり、色を塗ります。
設置していない場合は断熱材やパネルを設置する必要があります。
天井は高さを変えることができますが、その場合は一度パネルを取り覗いてから、新しいパネルを設置するので、費用が掛かります。
また、シーリングファンやエアコンを設置する場合には電気の配線などにも配慮して工事を行います。
こちらも壁同様、店舗の雰囲気によってはコンクリートむき出しのままにすることで、内装費用を抑えることができます。
店舗内装費用(3)設備工事費用
トイレ工事
店舗内にトイレがなかったり、店舗内にトイレが一つしかないけれど男女で分けたいといった希望がある場合はトイレを増設する必要があります。
その際はトイレ本体の費用以外に配管工事や仕切りをつける費用が発生します。
退出の際には増設したトイレを取り除いて元の状態に戻す必要があるかもしれないので、事前にオーナーさんに確認しましょう。
電気工事
コンセントの増設や移動
コンセントの数を増やしたり、位置を変えたりしたい場合はコンセントの増設や移動が必要になります。
照明工事
照明の位置や個数によっては配線工事などが必要になります。
照明を効果的に使うことでシンプルな内装でも雰囲気のいいお店を作ることができます。
厨房設備
飲食店の内装工事費用の30%~40%を占めます。
作業台・調理台、給湯設備、シンク、食器棚・棚、食器洗浄機、浄水器、冷蔵庫・冷凍庫、オーブン、コンロなどがあります。
業務用は一般用に比べて高価なので新品だけでなく、中古品も選択肢に入れて内装費用を抑えましょう。
ただし、中古品を購入する場合は保証期間などの確認を忘れないようにしましょう。
水道工事
水道管と厨房設備のシンクなどを配管でつなぐ工事です。
飲食店の場合、厨房にはグリストラップという油脂分離阻集器の設置が義務付けられていて、シンクから流した水はグリストラップを通って下水に流れていきます。
グリストラップの管理を怠ると異臭が発生するなどしてクレームになるので注意しましょう。
カフェなどの軽飲食では汚れにくいですが、ラーメン店などの重飲食では日常的にグリストラップの洗浄が必要になります。
ガス工事
ガス管と厨房設備のコンロなどを配管でつなぐ工事です。
中華料理など強い火力が必要な場合は火力をあげるための工事が必要になります。
空調工事
クーラーや換気扇、排気ダクトの設置や位置の変更の工事です。
焼肉屋の様に煙が多く出る場合は排気設備に費用が掛かるだけでなく、慣れている内装業者でないと煙をうまく排出できなかったり、排出した煙の臭いでトラブルになることもあるので注意が必要です。
店舗内装費用(4)店舗什器・家具にかかる費用
テーブルや椅子、棚、意匠照明(ペンダント照明やシャンデリア)などがあります。
既製品を購入する以外に施工会社や家具会社に依頼してオリジナルで作ってもらうこともできます。
まとめ
いかがでしたか?
飲食店の内装について調べていると業態により目安の坪単価があるのを見たかもしれませんが、これだけ色々な項目があるのでどの様なデザインにするのか、どの様な素材を使うのかなどにより変動幅はかなり大きいと言えるでしょう。
予算と希望に合わせて素敵な内装デザインをしてもらってください。
フレッシュタウンでは飲食店の店舗内装のデザイン・設計から施工までワンストップで行っていますので、飲食店を始めようと考えている方はお気軽にご相談ください。
公開していない施工実績も多数ありますので、ご希望の方はお問い合わせ下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。