【展示会出展者必見!】『オクタノルム』でブース装飾費用を抑えながらデザインにこだわるために知っておきたい5項目
展示会に行ったり、出展した時に銀のフレームと白い壁のブースを見たことがある方は多いのではないでしょうか?
これは展示会では標準的なブースで主催者が準備していることも多いブースです。
以前2種類のブース分類「システム部材ブース」と「木工ブース」について書きましたが、これは前者の「システム部材ブース」になります。
☞チェックポイント
「木工ブース」は主に木材を使って施工されたブースで、ベニヤなどの木材で作った「木工ブース」のパーツに経師紙(壁紙)や長尺シートを貼って作ります。
システム部材ブースに比べると少し施工費用がかかりますが、ブースデザインにこだわりたい出展者が採用することが多いブースです。
システム部材ブースはその名の通りシステム部材と呼ばれるユニットを使って作られるブースで、様々な展示会・イベントで使われ、システムユニットブースとも呼ばれます。
システム部材はオクタノルム(Octanorm)、オメガトラス、マキシマライトなど色々ありますが、最も利用されているのは「オクタノルム(Octanorm)」というシステム部材です。
上記のよく見るブースもオクタノルム(Octanorm)で造られていますが、実はオクタノルム(Octanorm)はシンプルなブースだけでなく、かなり複雑で凝ったデザインのブースも造ることができる、優秀なシステム部材です。
目次
オクタノルム(Octanorm)とは
オクタノルム(Octanorm)はドイツのオクタノルム(Octanorm)社が開発したシステム部材です。
オクタノルム(Octanorm)と言う名前にある通り八角形(Octagon)のポールとビームという枠をテンションロックで接続し、そこに4㎜厚のパネルをはめ込み壁面を作ります。
オクタノルム(Octanorm)のメインパーツ
ポール(Pole)
ポールの幅は40㎜あり、0、45、90、135、180、225、270、315の8の角度にビームをジョイントできます。
高さは70㎜から2700mmまで15サイズあります。
ビーム(Beam)
ポールにはめ込むアルミフレームです。長さは135㎜から2930㎜まで15サイズあります。
R-ビーム(R-Beam)
円形のビームです。曲面を表現する時に使用します。
990パイ、1400パイ、1980パイ、2800パイの4サイズあり、1/4円、半円、円から選べます。
テンションロック
ビームの端についていて、ポールに取り付けた後にラチェットを使い金具部分を操作し固定します。
壁面
枠にはめ込む壁面です。テンションロックの上下にある溝にはめ込みます。
オクタノルム(Octanorm)の用途
多彩な対角線によって造られる3次元空間は四角や長方形などの直線だけでなく曲面も表現することができるため、自由度の高いデザインを可能にします。
組合せによって、展示会・イベントのブースだけでなく、パラペット、天井、ショーケース、カウンター、テーブル、壁面ディスプレイ、カタログラック等を作ることもできます。
強度に対する信頼性も高く、店舗やショールームと言った様々な用途にも使用されています。
また、イソゴン(Isgon)、マキシマライト(Maxima Light)、ストラクチャー(Struktur)といった他のシステム部材とも接続が可能であり、様々なシーンで多様な使い方が出来るマルチなシステム部材です。
オクタノルム(Octanorm)のメリット
デザイン性の高いブース
ポールとビームの組み合わせにより小さな四角形(495㎜ x 495㎜)から大きな直径(2800㎜)まで様々なコンビネーションが可能なので、デザイン性の高いブースを作ることができます。
ブースの施工コストを抑えられる
輸送しやすい
アルミの部材なので軽量で、解体するとコンパクトにまとまり運びやすいです。
簡単に組み立てられる
ラチェット1本で組立・解体ができます。
再利用できる
木工と違い何度も再利用できるので、その分コストを下げることができます。
高い強度
金属を使用しているので木工よりも強度が高いため、柱の本数を減らしたり、高さのあるブースを作ることができます。
オクタノルムのその他のパーツの紹介
スウィングドア
オクタノルム(Octanorm)のシステムで使える、ドアノブがついた一般的なタイプのドアです。
ADドア/カーテン
オクタノルム(Octanorm)のシステムで使えるアコーディオンタイプのドアです。
展示台
オクタノルム(Octanorm)の部材を使って作る展示台です。
R-ビームを使った円形の展示台もあります。
棚板
商品などを飾る棚です。
幅は3サイズから選べます。
パラペット
ブースの入り口の上にある社名を付ける梁です。
オクタノルム(Octanorm)にパネルや看板を取り付けるための補助パーツ
PPH
ポールの溝に接続させて上下で挟み込み、社名パネルなどを垂直方向に固定させるパーツです。
Sフック
ビームの溝に引っ掛けて天板などのパネルを水平方向に固定させるパーツです。
バタフライフック
ビームの溝に取り付け、パラペットや行灯などの底部に取り付けるパネルを支えるパーツです。
Uサス
ビームの途中などに引っ掛けて5方向にビームを接続できるパーツです。
ハンマーヘッド
ポールやビームの溝に取付け、パネル固定やワイヤーなどの配線を巻き付けるパーツです。
リングスクリュー
ポールやビームの溝に取付け、ワイヤーなどの配線を巻き付けたり、ちゃーんを巻いてパネルを吊る為のパーツです。
オクタノルム(Octanorm)の展示会ブース施工事例
施工事例1
【ブース装飾のポイント】
オクタノルム(Octanorm)の集大成!オクタノルム(Octanorm)の可能性を最大限に活用し、本当の店舗に見違えるほどの完成度!
施工事例2
【ブース装飾のポイント】
オクタノルム(Octanorm)のRビームのサイズは4種類取り揃えております。組合せ次第で新たな発見も多く、様々な表情を見せてくれる、可能性に溢れたアイテムです!
施工事例3
【ブース装飾のポイント】
上部のパラペットと下部のユニット展示台を平行にせず、展示台の向きを斜めに設置するだけで立体的な空間が生まれます。
施工事例4
【ブース装飾のポイント】
オクタノルム(Octanorm)のカラーは3色(白、シルバー、黒)有ります。そのままの色を上手く組み合わせるとオリジナルのシステムブースができ、カラーシートを減らすことでエコにも繋がります。
まとめ
オクタノルム(Octanorm)を使うとかなり多様なブースが作れると感じて頂けたのではないでしょうか?
下記よりオクタノルム(Octanorm)の他の施工事例をご覧いただけます。
細かい寸法はサイズについては下記よりカタログをご覧いただけます。
オクタノルム(Octanorm)は組合せや使いかた次第で色々できますが、それだけに経験が必要になりますので、オクタノルム(Octanorm)を使ったブースを作ってみたい!と言う方は施工実績が豊富な施工会社に相談をしてみましょう。
オクタノルム(Octanorm)と組合せ可能なシステム部材についてはこちらをご覧ください。
また、「木工ブース」についても知りたいというからはこちらをご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。